切り立った石灰岩の壁、エメラルドグリーンの入り江、そして息をのむほど透き通った湖。フィリピンのパラワン島は、世界中の旅行者が「人生で一度は訪れたい場所」と口をそろえる楽園です。なかでもエルニドとコロンは、ラグーンと島巡りの聖地。この記事では、初めてパラワンを訪れる日本人旅行者のために、二つの町の魅力、代表的なツアー、町と町の移動方法、そしてベストシーズンまでをわかりやすくまとめました。
エルニドとコロン、どこがどう違うの?
パラワンと一口に言っても、エルニドとコロンでは雰囲気がかなり異なります。まずは両者のキャラクターを知っておくと、旅の計画が立てやすくなります。
エルニド:賑やかな町と劇的な絶景
エルニドはパラワン本島の北端に位置し、バコイト湾に浮かぶ無数の島々が魅力です。町には宿、レストラン、バーが集まり、夜になっても活気があります。レストランで地元のシーフードを味わったり、世界中から集まった旅行者と語り合ったりと、滞在そのものを楽しめるのがエルニドの良さです。劇的な石灰岩の崖と隠れたラグーンの組み合わせは、写真好きにはたまりません。
コロン:静けさと透明度抜群の湖
一方、コロンはブスアンガ島を拠点とする、より落ち着いた雰囲気のエリアです。沈船ダイビングのメッカとしても知られ、何よりも水の透明度が際立っています。後述するカヤンガン湖やツインラグーンなど、淡水と海水が混じり合う独特の景観が楽しめます。喧騒を離れて自然に浸りたい人には、コロンが向いています。
外せない島巡りツアーとスポット
パラワンの旅の主役は、なんといってもバンカと呼ばれる伝統的なアウトリガーボートで巡る島巡りツアーです。代表的なものを紹介します。
エルニドのツアーA〜D
エルニドの島巡りは、定番ルートが「ツアーA」「ツアーB」「ツアーC」「ツアーD」と整理されているのが特徴です。ツアーAはビッグラグーンやスモールラグーンを巡る一番人気のコース。ツアーCは秘密のビーチや切り立った崖が見どころで、ダイナミックな景観を求める人に好まれます。時間に余裕があれば、性格の違う二つのツアーを別の日に組み合わせるのがおすすめです。
コロンのカヤンガン湖とツインラグーン
コロンを訪れたら、カヤンガン湖は外せません。展望ポイントまで階段を上ると、緑に囲まれた湖が眼下に広がり、「フィリピンで最も清らかな湖」とも称される透明度を体感できます。もう一つの名所がツインラグーン。満潮と干潮で二つのラグーンの行き来の仕方が変わるという、自然の不思議を味わえるスポットです。冷たい淡水と温かい海水が層になって混じり合う感覚は、ここでしか得られません。
こうしたアクティビティの最新情報や予約は、アクティビティ一覧ページで確認すると効率的です。
エルニドとコロンの間をどう移動する?
多くの旅行者が悩むのが、エルニドとコロンの間の移動です。直線距離は近く見えても、間には海が広がっているため、いくつかの選択肢を理解しておく必要があります。
- フェリー(高速船):エルニドとコロンを結ぶ高速船が運航しており、数時間で移動できます。最も一般的な方法ですが、海況によって揺れることがあるため、酔いやすい方は酔い止めを用意しておくと安心です。便数や時刻は時期によって変わるので、事前確認が大切です。
- 国内線フライト:時間を優先したい場合や悪天候を避けたい場合は、空路という選択肢もあります。乗り継ぎが必要なこともあるため、スケジュールには余裕を持たせましょう。
- 陸路+海路の組み合わせ:本島を陸路で移動し、別の港から船に乗るルートもあります。長旅になりますが、車窓からパラワンの田園風景を眺められるのは魅力です。
どのルートを選ぶにせよ、便が天候に左右されやすい地域なので、移動日の前後に予備日を設けておくと旅全体がぐっと安心になります。旅程全体の組み立てに迷ったら、旅の計画ツールを活用して全体像を整理してみてください。
ベストシーズンはいつ?
パラワンには大きく分けて乾季と雨季があります。一般的に、海が穏やかで島巡りに適しているのは乾季です。空が晴れ渡り、ラグーンの色も一段と鮮やかに見えるため、初めての訪問なら乾季を狙うのが無難です。
ただし、乾季は人気シーズンでもあり、人出が増え、宿の予約も埋まりやすくなります。比較的静かに過ごしたいなら、雨季との境目の時期も選択肢になりますが、その場合は天候による船の欠航リスクを念頭に置きましょう。日本からの旅行では連休と重なりやすいため、早めの計画と予約が満足度を大きく左右します。
日本人旅行者へのちょっとしたアドバイス
パラワンは自然が主役の場所です。現地では現金が必要な場面が多く、ATMが限られていることもあるため、ある程度の現金を準備しておくと安心です。日差しは想像以上に強いので、環境にやさしい日焼け止め、ラッシュガード、帽子は必携。船上では荷物が濡れることもあるので、防水バッグがあると重宝します。フィリピンの人々はとても親切で英語も通じやすく、笑顔とあいさつを大切にすれば、旅はいっそう温かいものになります。
よくある質問
エルニドとコロンは両方行くべきですか?
時間が許すなら両方訪れる価値は十分にあります。賑やかで劇的な景観のエルニドと、静かで透明度抜群のコロンは性格が大きく異なり、二つを体験することでパラワンの魅力をより深く味わえます。日程が短い場合は、自分が町の雰囲気を重視するか、静けさと水の透明度を重視するかで選ぶとよいでしょう。
島巡りツアーは予約が必要ですか?
人気シーズンはツアーやボートが早く埋まることがあるため、事前に予約しておくと安心です。特に乾季や連休の時期は、現地に着いてから探すよりも、計画段階で押さえておくほうがスムーズです。
泳ぎが得意でなくても島巡りは楽しめますか?
多くのツアーでライフジャケットが用意されており、泳ぎに自信がなくても景色やラグーンの雰囲気を楽しめます。心配な場合はツアー前にスタッフに伝えておくとよいでしょう。シュノーケリングは無理のない範囲で参加するのが安全です。
もっとフィリピンの情報を知りたいときは?
他の地域のガイドや旅のヒントは、日本語ブログにまとめています。目的地選びから過ごし方まで、旅の準備にぜひ役立ててください。
