パラワン:フィリピン最後のフロンティア
パラワンは「フィリピン最後のフロンティア」と呼ばれる細長い島で、フィリピン最高の自然景観が集まるエコツーリズムの聖地です。世界遺産のプエルトプリンセサ地底河川、石灰岩の崖に囲まれたエルニドのラグーン、二次大戦の難破船ダイビングで有名なコロンと、それぞれ個性の異なる3つの主要エリアで構成されています。
プエルトプリンセサ:地底河川
パラワンの州都プエルトプリンセサ(PP)は、ほとんどの旅行者のパラワン旅行の玄関口です。最大の見どころはプエルトプリンセサ地下川国立公園で、1999年にユネスコ世界遺産に登録されています。
地底河川ツアーはボートでマングローブ林を進み、暗い洞窟の中を手こぎボートで約45分かけて探索します。石筍・石灰岩の地形が幻想的で、コウモリや独特の生態系を観察できます。入場料約150PHP、ボート代込みのツアーは約1,000〜1,500PHP。
プエルトプリンセサのその他の観光スポット:
- ホンダベイ:PPから近いアイランドホッピングスポット。スターフィッシュ島、ルルク島など透明度の高い海を楽しめる(ツアー約1,500PHP)。
- イワヒグ自由刑務所:受刑者が自由に農業・工芸をする珍しいオープンプリズン。ガイドツアー可能。
- ハロハロ通りのシーフードレストラン:PPで採れた新鮮なシーフードを格安で楽しめます(1食約300〜600PHP)。
エルニド:ラグーンと島の楽園
エルニドはパラワン最大のアイランドホッピング拠点で、石灰岩の断崖とクリスタルクリアな海が続くフィリピン屈指の絶景地です。
アイランドホッピングツアーはA〜Dの4種類があり、それぞれ違う島を巡ります。最人気のツアーAではビッグラグーン、スモールラグーン、シークレットラグーンを訪れます(各ツアー約1,200〜1,600PHP、ランチ込み)。
エルニドからコロンへはバンタイフェリーで約8時間(約1,500PHP)または高速ボートで約4時間(約3,500PHP)移動可能です。この航路はパラワン北部の美しい海岸線を堪能できる絶景ルートです。
コロン:ダイバーズパラダイス
コロンはパラワン北部の島で、第二次世界大戦で撃沈された日本の艦船群が沈むナンシカラン・ダイブサイト(世界三大難破船ダイブサイトのひとつ)として世界中のダイバーが集まります。
- 難破船ダイビング:オキカワ丸、テラ丸など複数の艦船が水深10〜40mに沈み、海洋生物の宝庫となっています。ファンダイブ1本約2,500〜3,500PHP。
- カヤンガン湖:「フィリピンで最も透明な湖」とも言われる神秘的な湖。シュノーケリングもできる(入場料約200PHP)。
- ツイン・ラグーン:コロン島にある2つの繋がったラグーンで、温泉と海水が混じるユニークなスポット。
- アイランドホッピング:コロン周辺の島巡りツアーで美しい景色とシュノーケリングを楽しめる(約1,500〜2,000PHP)。
パラワンへのアクセスと移動
マニラ(NAIA)からプエルトプリンセサ(PPS)へはフィリピン航空、セブパシフィック、エアアジアが運航(所要約1時間15分、片道約2,000〜6,000PHP)。エルニドへは直行便もあります(約1時間20分)。コロンへはブスアンガ空港(USU)への便を利用(約1時間15分)。
パラワン島内の移動はバン(プエルトプリンセサ↔エルニド、約5〜6時間・600PHP)または飛行機が主流です。各エリア間を繋ぐフェリーや高速ボートも運航しています。
旅行プランと注意事項
パラワンを効率よく回るなら最低5〜7日は確保しましょう。プエルトプリンセサ2泊、エルニド2〜3泊、コロン2泊が理想的なプランです。
- 乾季(11月〜5月)が旅のベストシーズン。雨季は一部ツアーが中止になります。
- 各エリアのATMは少なく、壊れていることも。まとまった現金の持参が必須です。
- 環境保護のため珊瑚礁に触れないこと、ゴミは必ず持ち帰ることを守りましょう。
- 日本語ガイドは少ないため、英語での基本的なコミュニケーションが役立ちます。